看護師は激務のため疲労が溜まりやすく、満員電車に乗らざるを得ない通勤は、できる限り避けたいものです。
看護師は通勤時間を短くして、帰宅後の時間を休息や勉強のために使う必要があります。
しかし、職場に近すぎると買い物に出た際に患者や同僚と顔を合わせる可能性があり、落ち着かない気分になるかもしれません。
そこで、可能であれば、職場から自宅まで徒歩か自転車で15分以内が理想といえます。
その一方で、特に女性看護師の場合は、徒歩や自転車の通勤経路に注意しなければなりません。
看護師は夜勤のために夜中に出退勤することも多く、夜道を独りで歩いたり、自転車に乗っていたりすると、暴漢や強盗に襲われる危険があるからです。
そのため、外灯が明るく人通りの多い、死角がない道を選びましょう。
職場から退勤する姿を見られた結果、後を付けられ人気のない場所で襲われた事例もあります。
どうしても危険な通勤経路を選択せざるを得ない場合は、深夜に出退勤するときだけ自家用車やタクシーを使うなど、身を守る工夫が欠かせません。
そして、通勤時の服装にも注意が必要です。
深夜勤の出勤時は人目につかないことから、自宅から職場まで近距離だと、ナース服の上にカーディガンを羽織っただけの服装で通勤する人がいます。
ナース服は目立つためターゲットになりやすく、例えカーディガンを羽織っていても好ましい服装とはいえません。
職場が自宅に近くても、職業がわからない服装で出勤しましょう。