看護師が仕事と家事や子育てを両立させるためには、様々な工夫が必要です。
子育てと仕事のワークライフバランスを図る場合は、託児所のある職場を探すことが有効といえるでしょう。
院内託児所を設ける職場も増えつつありますが、介護や家事と仕事の両立を求める看護師は、他の対策も講じなければなりません。
ワークライフバランスを図るため、自宅に近い職場を選ぶ看護師がいます。
自宅近くに職場があれば通勤時間を短縮できるので、家族を通所施設に送迎したり、簡単な家事を済ませたりする時間を確保することが可能です。
通勤時間が短ければ、満員電車などから生じる疲労も回避できます。
特に病棟の仕事は重労働なので、疲労回復は重要なポイントでしょう。
通勤時間を短くして自宅での休息時間を増やせたら、家事もはかどり、ワークライフバランスを図りやすくなります。
ただし、自宅が職場に近いと、緊急時に人手不足の場合に職場から呼び出されることもあるので注意しましょう。
そのほかにも、通勤時間を短縮する方法として、最寄り駅から職場まで往復する職員専用バスを提供する医療機関を選ぶことが挙げられます。
このような通勤サービスがあると、自転車を職場の最寄り駅に置いて往復する手間が必要ありません。
通勤時間が短縮され、出退勤に時間的余裕が生まれます。
そして、電車通勤の場合は急行や快速が停まる駅近くに自宅を構えることで、職場からある程度距離があっても通勤時間を短縮できます。